完全初心者のためのアフェリエイト用語集

用語解説

【初心者なら絶対に押さえたい単語】

アフィリエイト

アフィリエイトは、インターネット上の広告戦略の一形態であり、成果に基づいて報酬が支払われる「成果報酬型広告」としても知られています。

企業が製品やサービスを市場に展開する際には、マーケティング活動が不可欠です。この活動の中で、アフィリエイトというインターネット広告が利用されます。

製品やサービスの普及を目指す企業は、バリューコマースなどのアフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)を通じて、アフィリエイト広告を配信します。

ウェブサイトやブログを運営するメディアオーナーは、ASPによって提供される広告を自らのプラットフォームに掲載し、その広告を通じてユーザーが製品やサービスを購入または申し込みを行った際に、売上の一部が報酬としてメディアオーナーに支払われます。

アフィリエイター

アフィリエイターは、成果報酬型のオンライン広告プログラムであるアフィリエイトを通じて収益を上げる人々を指します。

自身のブログやウェブサイトで、製品やサービスを詳細にレビューし紹介することで、読者がその記事から購入に至った際に収入を得ます。

収益を確保するためには、読者が提供された情報に基づいて購入を決断するほど、記事内容が説得力を持つ必要があります。

そのためには、細部にわたるレビュー、情報の充実度、そして読者が何を重要視するかを理解する洞察が求められます。

広告主

一般的に、広告主は自社の商品やサービスを広く認知させるために、メディアの広告枠を購入する企業や個人のことを指します。

テレビやラジオ番組では、出資者(スポンサー)とも呼ばれます。

アフィリエイトにおける広告主は、通常の広告主とは異なり、商品が売れた際に広告費を支払う仕組みです。

例えば、大手通販サイト、有名なエステサロンやスポーツジム、ファッション通販、旅行予約サイト、動画配信サイトなどが広告を出稿しています。

ASP

ASPとは、「Affiliate Service Provider」の略称で、広告主とメディア運営者を仲介するサービス提供会社のことです。

広告主はASPに対して、アフィリエイトによる広告掲載を依頼し、ASPはメディアの募集を行います。

ASPは広告主とメディア運営者の間に立ち、報酬の管理なども行います。

アクセス数

ウェブサイトへのアクセス数は、訪れた利用者の数を示す一般的な指標ですが、この数値を分析する際には「PV(ページビュー)数」、「セッション数」、「UU(ユニークユーザー)数」という3つの異なる測定基準が用いられます。

Imp数(Impression)

インプレッション(impression)は、Webマーケティングにおける指標であり、Web広告や記事コンテンツ、SNSなどが表示された回数を示します。

しばしば「imp」と略され、主にWeb広告やSNSの分析画面で使用されます。

SNSでは投稿が表示された回数として使用されることが一般的であり、Web広告では広告の表示回数を表します。

特にWeb広告では、施策を考える上で重要な指標となります。

PV

PV数は、ウェブサイトのページが閲覧された総数を表します。

例えば、あるユーザーがあるウェブサイトにアクセスし、ホームページ、製品ページ、会社情報ページを経由して再びホームページに戻ると、これは4PVとカウントされます。

UU(ユニックユーザー)

UUは、決まった集計期間内にウェブサイトを訪れたユーザーの数を示す数値です。

集計期間内であれば、同じユーザーが何度もウェブサイトを訪れた場合でも、1UUとしてカウントされます。

インデックス

インデックスとは、ウェブページが検索エンジンのデータベースに記録されるプロセスを指します。

具体的には、ウェブページ上のテキストや画像、動画などのコンテンツが検索エンジンによって分析され、検索結果を決定するアルゴリズムに合わせてデータベースに格納されることです。

「インデックスされる」とは、このデータベースへの登録作業が完了した状態を表します。

検索時には、インデックスされたウェブページがキーワードとの関連性に基づいてランク付けされて表示されます。

従って、ウェブページが検索エンジンにインデックスされていない場合、検索結果には現れません。SEOを行う上で、ウェブページが検索結果に表示されるようにインデックスを確実に行うことが重要です。

外部リンク

外部リンクは、あるウェブサイトから別のウェブサイトへのリンクを指し、記事やコンテンツに関連する他のサイトに読者を導くため、または情報源として引用する際に使用されます。

外部リンクには主に2つの形態が存在します。

被リンク(バックリンク): 他のウェブサイトがあなたのサイトへリンクを設置した場合のリンクです。

発リンク(アウトバウンドリンク): あなたのウェブサイトから他のサイトへリンクを設置した場合のリンクです。

これらの違いは、リンクがあなたのサイトに「設置される」か、あなたのサイトから「設置される」かにあります。

一般的には文脈に応じてこれらを区別しますが、「外部リンク」という用語はしばしば「被リンク」を指すために使われます。

内部リンク

「外部リンク」が自分のサイトと外部のサイトを結ぶリンクを指すのに対し、「内部リンク」は自分のサイト内で記事同士をつなぐリンクを指します。

発リンク

発リンクは、あなたのWebページから内部または外部のWebページへのリンクを指します。

適切な発リンクを設置することで、ユーザービリティが向上し、Webサイトの評価が向上します。また、SEO効果を得ることも可能です。

SEO対策全般において、ユーザー目線でサイトを作成することが重要です。ユーザーはどのリンクが信頼できるか、どのリンクが有益かを意識して発リンクを配置しましょう。

有益で信頼性のある良質な発リンクを設定することで、ユーザーだけでなく検索エンジンの信頼を得ることができます。その結果、検索結果であなたのWebサイトが上位表示されることにつながります。

一方で、あなたの作成したページと関連性のないWebサイトへの発リンクや、不自然なリンクの設定は避けましょう。これにより、ユーザーは不信感を抱き、検索エンジンからの評価も低下します。

発リンクは過度に設置するべきではありません。メリットとデメリットを理解した上で、適切な発リンクを設定しましょう。

被リンク

被リンクは、外部のサイトから自分のサイトへ向けられたリンクを指します。バックリンクや外部リンクとも呼ばれます。長い間、検索順位に影響を与える重要な要素であり、多くのサイト運営者が被リンクの獲得に力を入れています。

被リンクにはいくつかのメリットがあります。具体的には、Googleなどの検索エンジンからの評価が向上し、ドメインパワーが高まります。被リンクが増えるほど、サイトへの注目も集まりやすくなり、アクセス数も増加します。

ただし、無計画に被リンクを増やすことはおすすめできません。かつては数が多いほど良いとされていましたが、現在は数だけでなく質も重視されています。

発生成果額

広告をクリックして消費者が商品やサービスを購入すると、「成果発生」となります。

しかし、この時点ではまだ成果報酬を受け取ることはできません。

広告主が成果を確認して問題がなければ、「成果確定」が行われます。

成果が確定されると、初めて成果報酬を支払うことが可能となります。

確定前の成果額を発生成果額といいます。

確定成果額

確定報酬とは、広告主が未確定報酬の審査を終え、アフィリエイターに支払われる金額のことです。

確定報酬はASPを通じてアフィリエイターの口座に振り込まれます。

ただし、ASPによっては手数料が発生する場合があります。

通常、確定報酬は確定月の翌々月に振り込まれることが一般的です。

自動承認

広告主の方針によって、申し込みを受けた際に自動的に承認されるよう、システムで制御される承認方法です。

アフィリエイターが「提携したい」と思った時点で、申請が可能であり、直ちに広告素材を利用できます。承認作業を待つ必要がありません。

手動承認

手動承認とは、広告主が審査を行うまで承認を保留する承認方法です。

バナー素材

Webページを閲覧する際、途中にキャンペーン情報や商品・サービスなどの紹介をしている画像を見ることもあります。

このような、商品や特集などを紹介するために設置される画像のことをバナーと呼びます。

リスティング素材

リスティング広告(検索連動型広告)は、主に「Google」や「Yahoo!」などの検索エンジンの検索結果画面に表示されるテキスト広告のことです。

CTA

CTAは、「Call to Action」の略で、日本語では「行動喚起」と呼ばれます。

これは、ページにアクセスしたユーザーに特定の行動(例えば、クリック)を促す要素を指します。

CTAはページや目的に応じて異なり、「購入」「資料請求」「問い合わせ」などのボタンやバナー、画像などが該当します。

CV(コンバージョン)

CVは英語の「conversion」の略で、「変換」や「転換」という意味を持ちます。

Webマーケティングの文脈では、Webサイトで得られる成果を指します。

この成果は、あらかじめ設定された目標が達成されたことを示し、目標はWebサイトによって異なります。

商品購入や資料請求、会員登録など

CVR(コンバージョンレート)

CVRは、「Conversion Rate(コンバージョンレート)」の略で、Webサイトへのアクセス数(ページビューまたはユニークユーザー数)のうち、コンバージョン(商品購入や資料請求、会員登録など)に至った割合を指します。

CVRが高いページは、ユーザーが目的の行動を取る割合が高く、ユーザーの関心に対して効果的に訴求できているページと言えます。

一方で、CV率が低いページは、ユーザーが目的の行動を起こす前にページを離脱してしまっているため、訴求方法に改善の余地があると言えます。

CPA

CPAはCost Per Acquisitionの略で、顧客獲得単価を意味します。

CPA = 広告費 ÷ コンバージョン数

これは広告の費用対効果を評価するための指標で、1回のコンバージョンにかかった広告費用を示します。

CPAが低いほど、少ない広告費で顧客を獲得できたことを意味します。

CTR(クリック率)

CTR(クリック率)とは、アフィリエイトのほかにSEOでも使用される指標です。

クリック率は、広告が表示された回数のうち広告がクリックされた回数の割合を示します。

「クリック数÷インプレッション数×100」の計算式で求められます。

HTML

HTMLは「Hyper Text Markup Language(ハイパーテキストマークアップランゲージ)」の略で、簡単に言うと “WEBページを作成するために用意された言語” のことです。

現在、インターネット上で見られる多くのWEBページはHTMLで作成されています。

SEO

SEOは、「Search Engine Optimization」の略称であり、検索エンジン最適化を指します。

これは、WebページをGoogleなどの検索エンジンの検索結果に上位表示させ、流入を増やすために行われる一連の取り組みのことを指します。

これらの取り組みを総称して「SEO対策」と呼びます。

SMO

SMOとは、ソーシャルメディアから効率的にユーザーをWebサイトへ誘導するための戦略を指します。これは、SNSでの口コミを活用し、サービスや製品の認知度を高める施策です。

SEOは検索エンジンからWebサイトへのアクセスを増やすための施策ですが、ソーシャルメディアの普及により、ユーザーが情報を得る場が多様化しました。

そのため、SEOだけではユーザーにコンテンツを見てもらうのが難しくなっています。

この背景から、SEO以外の手段としてソーシャルメディアが注目されています。

SMOでは、ソーシャルメディア上で自社コンテンツがどのように広がり、多くの人にシェアされるかを重視します。

SEOと比較して、よりコンテンツに焦点を当てた施策と言えます。

SEM

SEMは、「Search Engine Marketing」(サーチエンジンマーケティング)の略称で、インターネットの検索エンジン利用ユーザーに対して行うマーケティング活動全般を指します。

SEMは主に、SEO(検索エンジン最適化)とリスティング広告(検索連動型広告)の2つの施策で構成されています。

SEMの目的は、検索エンジン利用ユーザーを自身のWebサイトに誘導し、コンバージョン(成果)を達成し、売り上げを向上させることです。

一方、SEOの目的は、ユーザーの利便性を考慮したサイトを検索エンジンにインデックスさせ、上位表示を目指すことです。

SSP

SSPは、オンライン広告において、広告枠を提供しているメディア(Webサービス、アプリデベロッパー)など媒体社の広告枠販売や広告収益最大化などを支援するツールです。

SSPでは、インプレッション毎に1番高額と判断された広告が配信される仕組みが採用されています。

そのため、最も収益性が高い広告を自動的に選択して広告主に配信することができ、収益最大化が見込めます。

【中級者以上が知っておきたい用語】

オーガニック検索

オーガニック検索(Organic Search)は、自然検索とも呼ばれ、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果画面に表示されるURLのうち、広告ではない部分を指します。

広告枠に表示されるURLの左側には広告のマークが表示されますが、オーガニック検索にはこの広告マークは表示されません。

KPI

KPI(Key Performance Indicator)とは、ビジネスで目標を達成するために、達成の度合いを定量的に評価する指標のことを指します。

最終目標(ゴール)の途中に設定された中間目標を、数値で表現したものと考えることができます。

KGI

KGIは「Key Goal Indicator」の略であり、日本語では「重要目標達成指標」と訳されます。

KPIが目標達成のための指標であるのに対して、KGIは最終的な達成目標そのものを指します。

ROAS

ROASは「Return On Advertising Spend」の略で、日本語では「広告の費用対効果」という意味を持ちます。

これは、広告費に対してどれだけの売上が生み出されているかを示す指標です。

ROASを算出することで、広告費1円あたりの売上額や広告費の回収率を把握することができます。

CPI

CPIは、「Cost Per Install」の略であり、1インストールあたりの広告コストを指します。

主にインストール課金型の広告(リワード広告など)で使用される指標であり、広告費をインストール数で割ることで算出されます。

インストール成果型のリワード広告を指す場合、CPI広告(インストール課金型広告)と呼ばれます。

CPM

WebマーケティングやWeb広告で、インターネット上に広告が1,000回表示されるたびに発生する費用を「CPM(Cost Per Mille)」といいます。

CPMは、広告が1,000回表示される毎にいくらかかるかを表す指標です。

しかし、アフィリエイトの主な目的は、購入などの特定のアクションを促進することです。

単に広告が表示されるだけでは十分ではなく、コンバージョン数に応じて報酬が発生するため、

CPMに比べ成果報酬型の指標(CPCやCPA)が重視されます。

PPC

PPC(Pay Per Click)とは、「クリックごとに支払う」課金方式を指します。

PPCを採用した広告では、ユーザーが広告をクリックした回数に応じて広告料が発生します。

このため、広告が表示されただけでは費用は発生しません。

トラッキング

トラッキングは、特定のユーザーがウェブサイト内でどのページを閲覧しているかを追跡し、そのデータを分析することです。

トラッキングにより、どの広告から訪れたか、どのページを閲覧したか、そしてどのような行動に結びつくかを追跡できます。

また、コンバージョンが発生しなかった場合も、ユーザーが離脱したページや問題があった箇所を分析することができます。

このようなトラッキングデータは、従来の広告メディアでは得られなかった消費者行動データであり、重要な情報源です。

各広告からの訪問者がどのような行動に結びつきやすいか、また、どのページで離脱する傾向があるかを調査することで、施策ごとの費用対効果を把握し、施策の最適化を行うことが可能です。

ビッグワード

ビッグワードは、検索エンジンで多数のユーザーによって検索されるキーワードを指します。

ビッグワードは一般に多くの集客が期待されますが、その分競争も激しく、検索結果で上位表示を獲得するのは容易ではありません。

そのため、通常は単独でキーワードとして設定されることは少なく、より具体的でニッチなキーワードや、長いフレーズを組み合わせてより効果的な施策を構築することが求められます。

共起語

共起語とは、ある特定のキーワードがテキスト内に出現した際に、同時に出現する頻度が高いキーワードのことを指します。

共起語を活用することは検索エンジンにとって効果的です。

サジェスト

サジェストは、Googleなどの検索エンジンの検索窓にキーワードを入力する際に、関連するキーワードが自動的に表示される機能のことを指します。

自己アフィリエイト

自己アフィリエイト(またはセルフバック)は、アフィリエイトプログラムを通じて自身が紹介した「商品やサービス」を自ら購入し、その購入によって報酬を得る仕組みです。

Cookie(クッキー)

Cookieは、Webサイトを訪れたユーザーのデータを、ユーザーのブラウザに一時的に保存する仕組みやそのデータファイルを指します。

 

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