アフィリエイトでの広告出稿を始めるにあたって、広告主は承認作業を行う必要があります。
面倒だからとりあえず自動承認にしてしまおう、と思ってしまうと、本来報酬を払うべきではない成果率の低いアフィリエイターに報酬を払ってしまうことも。
広告主にとって、成果承認についての事前知識は必修と言えます。
このページを読むことで理解して頂ける内容は以下の通りです。
・手動承認のデメリット
・自動承認のメリット
・自動承認のデメリット
・広告効果の速度を早める方法
・広告効果の品質を高める方法
広告主によるアフィリエイターへの提携申請・提携承認とは
アフィリエイターは、ASPに登録されている様々なプログラムの中から、自身のブログ・SNSの読者層にマッチする広告に対して、「提携申請」をします。
提携全承認(提携自動承認)の場合は、提携承認が自動で行われます。一方で提携手動承認の場合は、広告主がアフィリエイターを一人一人、手作業で承認します。
提携承認されると、アフィリエイターはバナーやテキストなど、広告主が用意したアフィリエイト用の広告素材を掲載可能になります。
自動承認と手動承認
アフィリエイト広告運用の開始時に、広告主はアフィリエイターからの提携申請を「自動で承認する(自動承認)」か「手作業で承認する(手動承認)」かを選択をします。まずは広告効果を見てから、途中で変更するという場合も可能です。
弊社の比率としては自動承認の広告主が7割強・手動承認の広告主が3割弱といったイメージです。
手動承認のメリット・デメリット
手動承認のメリット
手動承認のメリットは、質の高いアフィリエイターを選びやすく、広告効果を高めることが出来るという点です。自社の広告に相性の良いメディアなのかどうかを事前に判断出来ますし、まずはゆっくりと成果を見て検証したいといった場合にも適しています。
また、不正をして短期的に稼ぎたいという悪質なアフィリエイターを未然に排除することが出来ます。
手動承認のデメリット
手動承認のデメリットは、手作業なので承認に時間がかかってしまうということです。一人一人のメディアをチェックして、本当に自社の広告に適合するかどうかを確かめるのは、非常に労力がかかりますよね。
また、アフィリエイターが本当は適合するメディアをもっているのに、広告主側でそれが確認出来ず、非承認にしてしまうという機会損失が生じる可能性もあります。近年ではSNSアカウントを数十から数百個運営しているアフィリエイターも少なくありません。そういったアフィリエイターは、一つ一つメディア登録していない場合が多く、ASPとしても登録メディアのみで広告リンクが掲載されているのかどうか、実務上把握出来ないという実態があります。
もちろん、きちんとしたASPではCV率が異常であったり著しく解約率が高いなど、不正が疑われるアフィリエイターは排除される仕組みになっています。ただし、上記のように効果が出るはずだったアフィリエイターからの宣伝を逃してしまうといった可能性があります。
自動承認のメリット・自動承認のデメリット
自動承認のメリット
自動承認のメリットとしては、広告掲載までの速度感になります。一人一人の承認作業にかかる人員と工数を削減出来ます。
また、手動承認よりも自動承認の方が、アフィリエイターからの人気が高いという点もございます。
アフィリエイターとしては、広告申請から承認までの時間は機会損失になってしまうため、広告が手動承認か自動承認かであれば、自動承認を好んで選択するという傾向がございます。
自動承認のデメリット
自動承認のデメリットとしては、不正なアフィリエイターが紛れ込みやすいということです。また、広告拡散効果が手動承認よりも早いため、様子見がしづらいという点もデメリットになります。
アフィリエイターからの人気・拡散速度を優先して自動承認にする場合、アフィリエイトサイト別レポートを定期的に確認しましょう。事前に提携条件を提示しておき、条件に当てはまらないアフィリエイターを後から提携解除することも可能です。
まとめ
以上、提携申請の手動承認・自動承認のメリット・デメリットについて解説しました。冒頭でも触れた通り、弊社では提携自動承認の利用率の方が高くなっております。
デメリットとして上げた、不正アフィリエイターの参加による広告効果の低下、についてですが、これを防ぐ方法として成果を手動承認にすることが考えられます。
成果手動承認・成果自動承認については以下の記事で解説しておりますので、合わせてご覧下さい。